不動産情報はネットだけでは得られない

事件や事故のあった不動産は、価格が安くても避けたいものです。高価なブランド品でも時計やカバンであればゴミとして容易に処分することが出来ますが、動産でも自動車や船舶などは登記上の手続きが必要となるため容易に処分することは出来ません。マンションや土地などの不動産も登記が必要、一度、登記をすると抹消しても証拠として残ります。

事件や事故があった精神的瑕疵物件かどうかを知るには、ネット情報も大事ですが、実際に現地を訪れ自ら近隣に聞いて回ることが必要です。ただし、正直に話すことで誰が話したかなど後々にトラブルに発展する場合もあり、近隣の方が正直に話してくれる保障はありません。聞いた方が若いと地域の内情には疎く、高齢者では記憶が曖昧、警察署へ行っても警官は移動が多くアテになりません。

地名は土地の歴史に由来している場合が多く、沼や池が付く地名はかつて沼等があり地盤が弱い傾向にあります。地元の歴史を良く知るのは電気屋、電気屋は作業時間が長く家庭環境を把握、客に迷惑が掛かるようなことはしないため口は堅いです。図書館にある古地図や町に伝わる昔話、神社の鳥居やお寺などの灯籠に刻まれた文字も、不動産の歴史を知る上で役立ちます。